太りたいけど、たくさん食べられないあなたの8つの体質改善ポイント

2017年9月30日

太りたいけれど太れない。太るためには食べなくては・・・と思っても、なかなか食べられない。

でも「太りたい」という望みは、簡単には消えないですよね。

「食欲が湧かない」「がんばっても食べれらない」のには原因があります。その原因にアプローチしていけば、「食べられない体質」が変わる可能性は十分にあります。

太れないことの体質改善をしていくのには、やはりその原因をひとつひとつ取り除いていくことです。

今までの生活習慣を変えていくことになりますから、地道な継続も必要です。でも習慣が変わると体はそれに応じます。

あせらず、あわてず、自分を見つめ直していきましょう。

今回は、太りたいけれど食べられない原因と、その体質改善方法について解説します。

太りたいけれど食べられない、その原因は?

太りたい気持ちがどんなにあっても、食べられないのは、ただ単に胃腸が弱いとかいうの問題ではありません。

人間には欲がありますが、その中でも「食欲」は健康に生きて行くのにはとても重要です。その食べる部分がうまく機能しないのは、生活全般にいろいろな原因があります。

最重要なのはストレスです。それは肉体的なストレスと、精神的なストレスの両方です。

頭でどんなに「食べなくては」と思っても、実際には食欲が湧いてこないのは、とてもつらいですね。もう肉体的にも精神的にも、耐えているのが精一杯の状態かもしれません。

その耐えている部分が何なのか考えてみましょう。それが楽になれば、体質改善し、太りたいという望みが現実になってきます。

では、太れない原因である、肉体的ストレス・精神的ストレスついて解説します。

体質改善を妨げる、肉体的ストレス

太りたいけど食べられない人は、大きく肉体的なストレスを抱えていることが多いです。

簡単に言えば「体は無理をさせていませんか?」ということです。普段の生活習慣自体が、体に負担をかけていれば、その習慣を変えていく必要があります。

いくつか例を挙げてみましょう。

日々の過密すぎるスケジュール
やることで一日が埋め尽くされている。
不規則な生活リズム
起床・就寝や食事の時刻もまちまちで、日々のペースがバラバラ。
睡眠時間もまちまち。
日中に終えられなかったことは、睡眠時間を削って行うことも日常的で、慢性的に睡眠不足。
休みがない
休むことが良くないと無意識に思いがち。体をゆっくり休める時間を作らない。

こういった肉体的ストレスを抱えている人は、本人はそれが普通と思っていて気づけないでいます。疲れていてもそれに耐えてしまうので、慢性疲労が長期化します。

よく風邪を引くと食欲が減って、カロリー過多のものなどは食べられなくなりますよね。それは風邪で体力が失われてそうなります。

慢性疲労状態が長いと、余力がなくなってきて、体が食べ物を受け付けにくくなります。

体質改善を妨げる、精神的ストレス

太りたいけど食べられない人は、精神的なストレスをとてもかるく見がちです。

ストレスが続いても別に大丈夫だとつい思ってしまうのです。ストレスを抱えやすい人の例を挙げます。

仕事を休まない
多少の病気などでは、仕事を休んではいけないと思い込んでいる。
がまんしやすい
甘えることが少なく、がまんすることが普通になっている。
気持ちが休まるときがない
病気や怪我をしても、自分を休めようとする気持ちがあまり湧かない

これらは、ストレスを長い間がまんをしてしまう例です。このようなことがあると、食欲は減退します。

ではなぜ食欲が減退するのか?その仕組みは以下の通りです。

ストレスを感じると分泌されるホルモン

ストレスを感じると分泌されるコルチゾールというホルモンがあり、ストレスホルモンとも呼ばれています。

コルチゾールには血糖値を上げる作用があります。血糖値が上がるということは、脳の満腹中枢が刺激され、「お腹いっぱい=満腹」という信号が出されます。

ストレスが増えればコルチゾールの分泌も増えますから、脳は満腹と判断し、それ以上食べ物を欲しなくなるというわけです。

ストレスを感じると消化機能も低下

内臓の消化機能が活発になるのは、副交感神経が優位のときです。

ストレスを感じると交感神経が優位になり、このときは内臓の消化器官は低下します。

ですから、ストレス時にものを食べても消化不良になりやすく、そのときは食欲も湧きにくいのです。

これらがストレスで食欲がなくなる仕組みです。

– – –

太りたくても食べれない人は、太れないストレスや他のストレスも重なると、余計に食べられなくなります。太るための体質改善に、ストレスは広く大きく影響します。

それではここから、太りやすくなっていくための体質改善の方法をお伝えします。ストレスをなるべく感じないやり方を選びました。

太りたいなら食べ物で体質改善する5つのポイント

食べるものの選び方・食べ方が意外と重要だったりします。

そこで食べやすくするコツ、ポイントをご紹介します。

自分が好きなものを食べる

まずは自分が大好きなものを、とにかく食べてみましょう。やせ型の人はやせ型を解消するために作業的に食べるクセがついていることがあります。

そこで好きなものを、おいしく喜んで食べることに意識を向けてみましょう。残しても良いのです。食事は楽しんで良いということを思い出してください。

バリエーションのある食卓にする

今まで太れなかった人は、食事が面倒くさくなり、同じものばかり食べがちになる傾向があります。

メインのおかずや副菜、デザート等、バリエーションのあるメニューで、いろいろな味を楽しんでください。こちらも残しても良いです。

結果的にはバリエーションが増えると、栄養バランスも良くなります。

できたて・作りたてを食べる

できたてのホヤホヤをおいしく食べてみましょう。

食べ物のにおい、湯気、アツアツ、食感、すべてを感じとり、とにかく一番おいしく食べられるタイミングで食べることです。

食欲増進の食材を食べる

辛み成分の調味料やクエン酸を含むものを口にすると、唾液・胃酸が分泌されやすく、食欲増進につながります。

梅干し・しょうが・唐辛子・山椒・酢・酢のモノ・わさび。いちご・パイナップル・キウイなどを食べるようにしてみましょう。

食事に時間をかけ過ぎない

個人差はありますが、食事を食べはじめて20分くらいで、満腹感を感じやすくなります。

それ以上ゆっくり食べると量が増えないので、おおよそ20分くらいを目安に食べ終わるようにしましょう。

太りたいなら生活習慣で体質改善する3つのポイント

生活習慣の見直しも大切。

ここでは普段の生活を見直す3つのポイントをご紹介します。

一日の過ごし方を見直す

朝の起床から、夜の就寝まで、おおよそのタイムスケジュールを組み直してみましょう。もちろん合間に休憩時間も入れてください。

一日を作業にするのではなくて、どうやったら快適で楽しめるかを考えて下さい。

運動習慣を持つ

歩く・階段を昇る等のほか、自分がリフレッシュできる運動習慣を持ちましょう。

適度な筋肉は、ストレス解消にも良し、太りやすい体質にもなりやすいです。

それほどの長時間は必要ありません。太るための運動とは思わずに、体を動かして汗もかいて、楽しさと心地よい疲労感を感じましょう。

休息日をつくる

一日の中でも休憩時間はとりますが、一週間の中でも休息日をつくりましょう。自分の体とこころを一度リセットする大切な時間です。

それがあなたの体質改善にも大事です。

以上のように生活習慣を見直して、毎日を太りやすい体質に向かわせましょう。

食べることを楽しみながらの体質改善です

太りたいけれど食べられない人は、食べることの楽しみを今一度思い出してください。

量を食べられないことが苦になると、やる気がなくなってきます。もし量が少ないにしても、食事は日々のこと。同じ食べるなら、少しでも楽しめる工夫をしましょう。

そして一生懸命やるときと、休むときのメリハリをつけると、ストレスが溜まりにくく活力が出てきます。

体質は一日では変わりません。太りたいと思ったその日からの継続が、一番の近道です。

体はもちろん、その日の気分やこころも大切にして、太れる習慣をスタートしましょう。