太るために食べたい、おすすめの間食は?

2017年5月14日

ダイエット情報があふれる昨今の世の中では、痩せてキレイになりたいと願う人ばかりのように思えますよね。

しかし実際には「痩せすぎがコンプレックス」「健康的に太りたい」と思っている人の数も多いのです。

太るためには食べる量を増やすことが基本ですが、それは腸内環境が整っていることが大前提。食べた物を消化し、栄養としてしっかり吸収できる体づくりが重要であることを忘れないようにしましょう。

その上で食事の量を無理なく増やすには、間食を上手に取り入れるのがおすすめ。

おにぎりを食べる女性

1回の食事量を増やすのは限界がありますが、食べる回数を増やすやり方なら、確実に摂取量を増やせます。「お相撲さんは体重増量のために1日2食にしている」という話は有名なので、1日2食にした方が太れるのではと疑問に思う方もいるでしょう。

確かに、1日2食にすることで食事と食事の間の空腹時間が長くなり、体が一時的な飢餓状態を感知するため消化吸収力が上がり脂肪がつきやすくなるという話があります。

しかし、これはあくまでも、お相撲さんのように1度にたくさんの量を食べられる体があってこそ。

1食で大量の食事を食べられなければ、2回だけの食事では1日のトータルの摂取カロリーは減少してしまいますので、太るどころかますます痩せてしまう恐れがあります。

痩せている人はもともとたくさん食べられない体質である場合が多いので、1日3回の食事の合間に間食を取り入れて、無理なく食べる量を増やして行くのが太るためにベストな方法なのです。

おすすめの間食の仕方とは?

朝、昼、夜の3度の食事をきちんと摂りながら間食をプラスすれば、1日の摂取カロリーを無理なく増やすことができます。

では、太るのに理想的な間食とはいつ頃食べるのがよいのでしょうか?

1日のうちで最もエネルギーが不足しているのは朝。朝の起床時にはしっかりとした朝食を摂らなければ太れません。

朝、しっかりめに食べれば午前中はお腹が空きにくいので、そのまま昼食へ。そして、食事と食事の間の空腹な時間を4時間以上は空けないように、昼食と夕食の間に1回、夕食後の夜食として1回、合計2回の間食タイムを摂りましょう。

この2回の間食タイムが、1日の摂取カロリーを増やして太りやすくする大きなポイントです。特に、夕食後の間食は効果大。

夕食から次の朝食まで何も食べないとすると、10時間から12時間くらい時間が空いてしまいます。

空腹の時間が長くなると体はエネルギー不足になり、脂肪や筋肉を分解してエネルギーに変換しようとする作用が働くため、脂肪が蓄積されなくなります。

太るためには夕食後の間食を是非とも取り入れる習慣にしたいものです。

太りたいなら、おすすめの間食はコレ

間食というと、一般的にはお菓子やケーキ、スナックやジャンクフードなどを思い描いてしまいがちですが、健康的に太るのならカロリーと栄養面の両方に優れたものを食べたいもの。

スナックやジャンクフードは添加物が多く、消化酵素の無駄遣いにつながります。体内酵素が不足すると食べた物の栄養吸収力が低下してしまい、たくさん食べても太れなくなってしまいますので注意しましょう。

太るための間食を考えるなら、摂取カロリーが高いものと、炭水化物が取れるもの。この2点にポイントを絞るのが良いでしょう。

具体的な食べ物としておすすめのものをご紹介しましょう。

●おにぎり・食パン・うどん

健康的に太るためには炭水化物が欠かせません。炭水化物の代表は、やっぱりお米。おにぎりは一番のおすすめ間食メニューです。

パン

うどんも消化に良いので間食にぴったりです。パン好きの方は、菓子パンや惣菜パンなどは油が多く消化に良くないため、間食として食べるなら食パンやあんパンに。ロールパンやフランスパンでも良いですが、バターやマーガリンは控えめにしましょう。

●お好み焼き・たこ焼き

たこやき

お好み焼きやたこ焼きは、炭水化物も多くカロリーも高く、野菜や魚貝なども一緒に摂れるため栄養バランス的にもおすすめな間食です。

ただ、腹持ちも良いため食べ過ぎてしまうと普段の食事が食べられなくなってしまうことがあるので、食べる量に気をつけましょう。

●ナッツ類

ナッツ類はカロリーが高く、片手の手のひら一杯程度の量でも200Kcal以上あります。

また、脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルが豊富で栄養面でも優れており、太るための間食におすすめの食材です。

ミックスナッツ

整腸作用もあり、アンチエイジングや美肌の効果も期待できるので女性にもぴったり。ナッツ類は植物性油脂をたくさん含んでいますが、油っこく感じないので、胃もたれせずにたくさん食べられるのも良いですね。

ミックスナッツなど、袋に小分けされているものは持ち運びにも便利。外出時にカバンに入れておけばいつでもサッと食べられますね。

●バナナ

フルーツ類は基本的になんでも間食としておすすめですが、中でもバナナは炭水化物を豊富に含む優秀なフルーツ。

ビタミンC、ビタミンB1、B2、カリウム、マグネシウムなども多く含まれ、栄養面でもまさにパーフェクトな食品です。

バナナ

カロリーも高く、消化も良いので夜食としても積極的に取り入れると良いでしょう。そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトをプラスにするなどのアレンジもしやすいので飽きずにたべられます。

バナナは1年を通して比較的安価に購入できますし、食べたい量を調節しやすいのも魅力ですね。

●さつまいも

イモ類は、太りやすい食材のひとつですが、間食として最もおすすめなのはさつまいもです。

じゃがいもと比較すると、同じ量だとさつまいもの方が摂取カロリーが2倍近くも高いのです。

焼いも

さつまいもは焼いたり蒸したりするだけでそのまま美味しく食べられますし、ビタミン類や食物繊維が豊富なので、健康的に太るためには理想の間食になります。

●ココア

間食を食べるほどお腹が空いていない時におすすめしたいのが、ココア。ココアはリラックス効果があり、仕事中にホッとひと休みしたい時にも最適な飲み物です。

ココア

カップ1杯のココアは約170kcalもあり、ごはんをお碗に軽く1杯分食べるのと同じほどの高カロリー。牛乳を足すと、カロリーも栄養価もより高くなります。

また、ココアはポリフェノールが豊富に含まれ、胃ガンや胃炎の原因となるピロリ菌を除去する効果もあります。

●ゼリー飲料

スポーツ時に飲む人も多いパウチタイプのゼリー飲料なども、太りたい人の間食に適しています。

エネルギータイプのものは、1パックで170kcalほどの高カロリーのものもあるので、できるだけカロリーの高いものを選ぶのが良いでしょう。

いつでも飲みたい時に時間をかけずにサッと摂取できるし、味のバリエーションも豊富なので飽きずに続けられます。

●持ち運びしやすいサプリ

職場や学校で間食するなら、持ち運びがしやすい食べ物がよいですね。

上記で言えば、パンとナッツでしょうか。それ以外の選択肢としてサプリメントが挙げられます。

錠剤タイプは間食という感じになりませんが、ゼリー状のタイプならスナック感覚で食べられますよ。

プッチェ

プッチェならゼリー状で、1つずつ個装になっているので持ち運びに便利ですよ。

プッチェ公式ホームページ
http://leona-beauty.jp/

太るための間食、ここに注意して

太りたい人が間食をする際に特に気をつけたい重要なポイントは、以下の2つです。

  • 朝・昼・夜の基本の食事量は減らさない
  • 空腹時間を作らない

太るための間食の目的は、1日の総摂取カロリーを増やすことにあります。

ですから間食を増やしたことで本来の朝、昼、夜の基本の食事量が減ってしまうようなことになっては意味がありません。

1日3度の食事はいつも通り、栄養バランスの良い食事をしっかり摂ってください。

間食で、唐揚げやポテトチップスなど油っぽいものを食べてしまうと、胃がもたれやすくなり、基本の食事の時間に思うように食べられなくなってしまうことがあるので注意しましょう。

また、体は食後3時間から4時間経過すると消化が進み、空腹を感じるようになります。空腹を感じると脳は生命エネルギー維持のために体内の脂肪や筋肉の分解を始めてしまいます。

空腹な状態がピークに達し、それを過ぎたらあまり空腹感を感じなくなったという経験は誰にでもあると思いますが、それは体が空腹に慣れてしまったからではありません。

実はその時、体は脂肪や筋肉を削ってエネルギーに変換していたのです。

ですから、空腹も感じなくなるのです。太るためにはせっかくの脂肪や筋肉を減らさないよう、空腹を感じる時間を作らないこと。

そのために、間食を摂ることが重要になってくるのです。

自分らしく楽しい間食で、太れる体に

毎日の食事に加えて間食を習慣化することが、太るために効果的であることがおわかりいただけたでしょうか?

体は正直なので、食べる量を少しずつでも増やしていくことでたくさん食べることに慣れていきます。

1日2回の間食が理想ですが、最初から無理せずに1日1回の間食からスタートするのも良いでしょう。

何事も、ツライと感じるようなやり方では成功しませんので、自分の好きな食べ物を選んで、間食の時間が待ち遠しく感じられるようにしたいもの。

自分らしく楽しい間食を毎日の生活に取り入れて、健康的に太れる体を手に入れましょう。

参考文献