筋トレで大事なのは、下半身のトレーニング

2017年11月13日

筋肉量を増やして太りたい場合、ジムでトレーナーがついて正しいメニューで行なえる場合は問題ありませんが、お金も時間もかけたくない人は自宅で自己流で筋トレを行うことになります。

自己流で筋トレを行うと、一般的には上半身を鍛えることに偏りがちな傾向が見られます。

確かに、上半身に筋肉がつけばボリュームアップして見えるかもしれませんが、下半身がヒョロヒョロではバランスが悪く安定感もありません。

さらに、水泳以外の立った状態でおこなうほとんどのスポーツは、地面を踏みしめて生み出される力を体幹を使って上半身の動作に利用していきます。

テニスや卓球、野球など、上半身の動作がメインのように見えても、それらは全て、下半身に力を入れて踏ん張ることで、地面に対して発揮された反発力を起源としています。

下半身はいわゆる土台であり、土台が強化されるほど、上半身の力強い動作が生まれるのです。

大きな筋肉を鍛えるなら、下半身の筋トレから

筋トレで筋肉量を増やすには、大きな筋肉を鍛えるのが効果的。

体の中で最も大きな筋肉は、太もも部分の大腿筋やお尻部分の大臀筋といった下半身に多いので、効率的に筋力アップを目指すためには、やはり下半身の筋トレがおすすめなのです。

上半身を鍛える筋トレをやる場合も、全て下半身を使います。上半身を本当に強くするためにも、下半身が強靭であることが前提となります。

まず下半身の筋トレに力を入れ、しっかりした足腰を手にいれること。これが、筋トレの基本なのです。

下半身を鍛えると、怪我のリスクが減る!

下半身の筋トレを推奨する理由の大きなものの一つに、怪我のリスクの軽減があります。

スクワットなどの下半身の筋トレにより膝の安定性が高まると、スポーツ障害の中でも重症度の高い「前十字靱帯断裂」のリスクを減らすことにつながります。

また、下半身の筋トレで、太もも前面の大腿四頭筋と太もも裏のハムストリングの筋力バランスを整えておくと、ハムストリングの肉離れのリスクを減らすことも期待できます。

無理なトレーニング、間違ったトレーニングで怪我してしまってはトレーニングの意味がありませんので、「怪我をしないこと」を念頭に置いてトレーニングに励みたいものですね。